ダンサー、セルゲイ・ポルーニンのドキュメンタリー映画を観ました。
バレエダンサーとして名声を得てもなお、埋められないものを抱えている姿をとてもストレートに描いた映画でした。踊りのシーンが良いだけでなく、家族や愛についての映画でもありました。
どんなに才能に恵まれていても私達にもっとも必要なものは根源的な愛です。
そこを埋めることが時にとてもむずかしいこともあります。
生きてきた背景や過去生のテーマなど、いろんなものが関わっているのですが、そういう影がまた光を強くしていることも確かです。
最後のダンスシーンはそういった痛みを抱える彼にしか踊れない圧巻の素晴らしさで涙が止まりませんでした。
誰にでも心の奥深くにある傷に向き合うことのむずかしさやありのままの自分を許し取り戻す姿が描かれた、とても良い映画なのでおすすめです!